どんな感じの依頼があるのか?対応は?

ペットロスになった例で、重たい順に並べてみるとこんな感じです。
・突然の事故で(交通事故、突然死、不明原因)
・病気で入院中に
・病気で1か月以上の看護で
・老衰でゆっくりと
・やむなく手放し
・逃走した
・親や友達に預けてて、自分のいない時に
・自分が高齢で飼えないので
・知り合いのペットについて
おおよそは、○○が心配、自分が選択・行動したことへの後悔、ペットへの懺悔、悲嘆、喪失への苦しみ等です。

ペットとの過ごした期間
・10数年以上(老衰、病気、痴呆)
・0年~10年(少し前まで元気なのが突然に)
・飼ってない・飼わない(昔飼ってた、屋外のペット・動物と知り合い等)

悩みの内容
・ペット・獣医との関係
・職場・家族・友人との関係
・亡くなってすぐに、亡くなる前に、亡くなって1か月以上経ってから、喪失感が癒されない、悲しみが止まらない、ペットに会いたくてたまらない、できれば自分も〇〇たい…等)

 いろんなケースがあって悩みも様々です。なかでも興味深いのが「ペットが原因と思っていたら、むしろ家庭や職場環境の人間関係に原因があるのでは?」と、読み取れるケースです。そういった場合は方向性がペットそのものでは無くなるのでちょっと安心しますが、当人がそうだと認めることはなかなかに難しいだろうし、そのことを家族が知ったとしてもやはり自分たちに根本原因があるから結果的にそうなっているとはなかなかに認めたくないということはある様です。

「そう言うことも一例としては考えられますよ」と「あくまで可能性の一つであって、そうかも知れないし、そうでないかも知れないので、当てはまるのかどうかは後でゆっくりと想い返してみて欲しい」と注釈を付けて慎重に気付きを促す様に説明をしたりもしますが、やはりそれが図星だったり感情がぶれていると何も言わない内に自分の事の様に捉えてしまって急に怒り出したり、急に責められたと思って言動が否定的になったりする方もおられます。とてもしっかりしている様にも見えていたのに急にあれ?っと感じることもあります。そういうことじゃないのになぁ...と感じながらも何が問題なんだろうか?と思ったりもします。

中には死生観が整っておられる方も多いです。「こんな風にしたらいいですよ」とお勧めしますが「既にやってます」「家族も同じこと言ってます」もあります。そこでも辛さの大元がどんなところにあるのかということを話してもらったり、今は気持ちがいっぱいいっぱいであるところでもう少し気持ちをある方向に寄せたらすっきりしてくるということをお伝えしたりもしています。

そして、カウンセリング後のレポート。おおよそカウンセリングでお互いに話したことをまとめた内容ですが、カウンセリングの2回目があるかどうかは分からないので、ある程度の期間はそれを見ていただいてご自身の気持ちや日常行動を管理してもらう様にしてもらっています。が、うまく行っているかはまだ不明です。再度連絡があれば分かるんですけども。

2025年09月14日